拡散交代作用(読み)かくさんこうたいさよう(その他表記)diffusion metasomatism

最新 地学事典 「拡散交代作用」の解説

かくさんこうたいさよう
拡散交代作用

diffusion metasomatism

化学的に非平衡岩石鉱物が接している場合,あるいはもともと平衡にあった岩石・鉱物が物理条件の変化によって化学的に非平衡な状態に置かれた場合,粒間流体中の化学ポテンシャル勾配を駆動力とする拡散媒介として反応が進行し,非平衡な岩石・鉱物の間に新たな岩石・鉱物が形成される。このような作用を拡散交代作用といい,新たに形成された岩石・鉱物の部分を反応帯(reaction zone)という。拡散交代作用では,岩石に対して静止した粒間流体中の拡散が律速過程となっている。このため反応帯と母岩との境界は鮮明である。これに対して,粒間流体が岩石中を移動して反応を駆動する現象浸透交代作用といわれる。反応帯の岩石は母岩よりも相の数が少ないのが普通で,単鉱物岩の場合も多い。これは拡散に対して鉱物が安定であるためには,拡散流が鉱物に対するギブス-デューエムの式を満足しなければならないためであり,この条件が満たされない鉱物は不安定となり溶解する。参考文献西山忠男(1994) 鉱物雑,23巻

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岩石学辞典 「拡散交代作用」の解説

拡散交代作用

数mm~数mの幅の小規模な反応帯を形成する交代作用.

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