… 彩漆(いろうるし)用の顔料はおもにレーキ顔料で,ほかにチタンホワイト,本朱,べんがら,石黄,松煙などが用いられ,樟脳(カンフル)は溶剤として江戸時代から用いられた。素地の形を修補し堅牢にするために下地工程が重要であり,これには刻苧(こくそ)綿とか木粉,布着せ用麻布,地粉(じのこ)(土を焼いた粉),砥粉,こし紙,砥石,水ペーパー,漆研磨用炭(朴炭,椿炭,静岡炭,呂色炭),角粉などが使われる。
[塗漆と加飾]
漆を塗ることを髹漆(きゆうしつ)といい,もっとも一般的な施工は次のとおりである。…
※「地粉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...