地鎮山環状列石(読み)じちんやまかんじようれつせき

日本歴史地名大系 「地鎮山環状列石」の解説

地鎮山環状列石
じちんやまかんじようれつせき

[現在地名]小樽市忍路

小樽市西部の忍路おしよろ地区から余市よいち町にかけて所在する環状列石群の一つ。道指定史跡南北に延びる丘陵先端近くの尾根部分にある。史跡となっている地点は現在一二個の立石が長径一〇メートル・短径八メートルの楕円形に配置されている。昭和二四年(一九四九)発掘調査、列石南寄りに拳大の礫が円形に敷かれていたことがわかった。この調査では方形の壙底部に敷石を確認するなど、墓壙の構造を明らかにした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 余市 遺跡

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android