地震の前兆現象(読み)じしんのぜんちょうげんしょう

最新 地学事典 「地震の前兆現象」の解説

じしんのぜんちょうげんしょう
地震の前兆現象

earthquake precursor

地震の前ぶれとなるいろいろな現象。地震先行現象とも。岩盤のような不均一物質では,大きな破壊が発生する前に,周辺の媒質の物理的化学的性質が変化したり,局所的な破壊が起こったりすることが考えられる。前兆現象はこのような変化となんらかの関連があるものと思われている。代表的なものに次のようなものがある。地震活動の異常(前震・空白域),地殻変動の異常(土地の隆起沈降地下水位),物性の変化(地震波速度・減衰),電磁気学的な異常現象(電磁波地電流),地球化学的変化(地下水温度・ラドン濃度),発光現象,動物の異常行動,地鳴りなど。地震予知にとっては,どの地震にも共通して現れ,かつ,地震前以外には現れないような現象が求められるが,今のところそのような前兆現象が存在するのかどうか確かでない。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 正幸

《モスクワに遠征したナポレオンが、冬の寒さと雪が原因で敗れたところから》冬の厳しい寒さをいう語。また、寒くて厳しい冬のこと。「冬将軍の訪れ」《季 冬》...

冬将軍の用語解説を読む