坂戸神社(読み)さかとじんじや

日本歴史地名大系 「坂戸神社」の解説

坂戸神社
さかとじんじや

[現在地名]鹿島町山之上

丘陵上に鎮座する鹿島神宮の摂社。祭神は天児屋根命。「常陸国風土記」に「神の郡を置きき。其処に有ませる天の大神の社・坂戸の社・沼尾の社」とあり、八世紀にはすでに存在している。康元元年(一二五六)に鹿島神宮に参詣した藤原光俊は参詣の途上当社に詣でて荒廃の様子を

<資料は省略されています>

と詠んでいる。弘安二年(一二七九)一一月七日の坂戸神主占部忠常証文(鹿島神宮文書)には「大宮司散位中臣朝臣」「坂戸神主忠常」の署名があり、正和元年(一三一二)一二月二四日の坂戸神主占部常忠証文案(同文書)には「坂戸宮月次料御供田之事」として「(沼カ)尾之内久倉田五段・田野辺之内(田カ)張五段・同三嶋之下中堤二段、右件神領(中略)一向而為社家致沙汰、可令領知者也」とあるので、坂戸社は神宮と密接な関係を有したことがうかがえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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