坂木代官所跡(読み)さかきだいかんじよあと

日本歴史地名大系 「坂木代官所跡」の解説

坂木代官所跡
さかきだいかんじよあと

[現在地名]坂城町横町

現在の坂城駅の東一〇メートルの所に位置。坂木が村上氏時代より、岩鼻と横吹の険と東部山地に囲まれた要害の地であり、北国脇往還宿場であったために代官所が置かれたのであろう。

元和八年(一六二二)川中島領主酒井忠勝が出羽国鶴岡に転封になり、真田信之松代に入封した時、坂木五千石と更級さらしな郡一万石、高井郡五千石を除いた。坂木五千石はその時成立し、代官所を坂木宿に置いた。五千石は埴科郡横尾よこお村・金井かない村・中之条なかのじよう村・坂木村(以上現坂城町)上戸倉かみとぐら村・下戸倉村福井ふくい(現戸倉町)寂蒔じやくまく村・鋳物師屋いもじや村・打沢うつさわ村・小島おじま村・桜堂さくらどう村・杭瀬下くいせけ村・同新田村(現更埴市)の一四ヵ村である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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