坂本格(読み)サカモト イタル

20世紀日本人名事典 「坂本格」の解説

坂本 格
サカモト イタル

明治・大正期の実業家



生年
元治2年3月(1865年)

没年
大正10(1921)年

出生地
筑後国八女郡豊岡村(福岡県)

学歴〔年〕
東京法学院(現・中央大学)〔明治24年〕卒

経歴
明治24年東京法学院を卒業して郷里の福岡県に戻り地方政界に活躍、福岡県議などを務める。のち日本が台湾を領有すると、台湾の産業開発に従事、樟脳製造などを行う。一旦、日本に帰り日本農業・福岡興業銀行などの会社重役となったが、日露戦争満州(中国東北部)視察後、39年撫順に雑貨店を開く。傍ら在留邦人のため居留民会長となり尽力、煉瓦製造・木材販売などで成功を収めた。大正10年病を得て静養のため帰国途中、船上に没した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「坂本格」の解説

坂本格 さかもと-いたる

1865-1921 明治-大正時代の実業家。
元治(げんじ)2年3月生まれ。福岡県会議員などをつとめ,日本が台湾を領有すると,台湾の産業開発に従事。日露戦争で満州(中国東北部)視察後,明治39年撫順(ぶじゅん)に雑貨店をひらく。居留民会長となり,煉瓦製造などで成功をおさめた。大正10年死去。57歳。筑後(ちくご)(福岡県)出身。東京法学院(現中央大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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