坪沼村(読み)つぼぬまむら

日本歴史地名大系 「坪沼村」の解説

坪沼村
つぼぬまむら

[現在地名]仙台市坪沼

茂庭もにわ村の南西に位置し、名取川右岸の標高一〇〇メートルから三〇〇メートルの低い丘陵地帯に立地する。西北碁石ごいし川を隔てて湯本ゆもと(現名取郡秋保町)と境している。村内を笹谷ささや街道が南北に縦貫している。沼が二つあり、その一つが方九尺なので坪沼の地名ができたともいわれる。村内に赤石あかいし宿があった。前九年合戦で源頼義が安倍頼時を討伐した時、当地にあった安倍氏の拠点根添ねぞえの館が落城したと伝え、館の前に大橋があり、いり町・やなぎ町・大木戸おおきど櫃の倉ひつのくら小松屋こまつや倉本くらもとなどの屋敷名が今でも残されている。貞治六年(一三六七)正月二五日の斯波直持奉書(相馬文書)に「名取郡南方坪沼郷」とあり、相馬胤頼勲功の賞として当地などが与えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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