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垂直的統合 すいちょくてきとうごうvertical integration

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

垂直的統合
すいちょくてきとうごう
vertical integration

企業が従来の生産段階よりも前あるいはうしろの経営過程に進出すること。たとえば製造業の場合に従来他企業から購入していた原材料,半製品を自社生産に切替えたり,最終消費者により近い生産あるいは流通段階にある新製品,販売サービスの生産などを自社で行う場合がこれにあたる。そして前段階への進出を前方統合,うしろの段階への進出を後方統合という。この統合には多角化による場合と他の企業を吸収,合併するケースがある。また,化学産業のように少数の原材料から多数の製品が生産されるような垂直的統合を分散型統合,自動車産業のように多数の原材料・部品から少数の製品が生産されるような垂直的統合を集約型統合ということもある。垂直的統合のメリットは一貫生産による合理化,各生産段階の費用の節約および利益率の平均化,在庫費の節減,企業全体としての収益率の安定化などが考えられる。一方で企業が大規模化して官僚的になりやすい,環境変化に機動的に対応しにくい,非効率な部署があると全社的にコストが割高になるなどのデメリットがある。 (→水平的統合 )

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大辞林 第三版の解説

すいちょくてきとうごう【垂直的統合】

ある製品についての原材料生産、部品生産、製品生産、製品販売といった流れにおいて、その前後の段階にある企業を統合すること。合併だけでなく提携や系列化を含んでいう。 ↔ 水平的統合

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