垢穢(読み)こうあい

精選版 日本国語大辞典 「垢穢」の意味・読み・例文・類語

こう‐あい【垢穢】

  1. 〘 名詞 〙 あかとよごれ。あかがついてよごれていること。
    1. [初出の実例]「妃曰、妾腹垢穢、何宿貴人。僧曰、吾不垢穢、唯望尠感人間」(出典聖徳太子伝暦(917頃か)上)
    2. [その他の文献]〔隋書‐芸術伝・楊伯醜〕

く‐え‥ヱ【垢穢】

  1. 〘 名詞 〙 あかがたまってよごれること。また、そのよごれ。こうあい。
    1. [初出の実例]「吾不垢穢。唯望人間、躍入口中」(出典:日本往生極楽記(983‐987頃)聖徳太子)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「垢穢」の読み・字形・画数・意味

【垢穢】こうあい

あか。よごれ。〔隋書芸術、楊伯醜伝〕高(楊伯醜を)召して與(とも)に語る。(つひ)に答ふる無し。~是(ここ)に於て被髮陽狂し、市里行す。形體垢穢、未だ嘗(かつ)て沐(しつもく)せず。

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