城ノ内(読み)しろのうち

日本歴史地名大系 「城ノ内」の解説

城ノ内
しろのうち

[現在地名]福井市大手一―三丁目

福井城の本丸・二の丸・三の丸跡地を含む広大な地域で、明治以降城ノ内とよばれた。明治四年(一八七一)廃藩置県とともに松平家は東京へ転居し、この地域は兵部省、次いで陸軍省管轄となったが、同二三年再び松平家に払下げられた。

明治二三年調の福井旧城郭字限地籍絵図(松平文庫蔵)では、下馬げば御座所ござしよ山里やまざと本丸ほんまるまるさんまる七ッ蔵ななっぐら百間堀ひやつけんぼりの八字に分割され、三の丸の一部の宅地と七ッ蔵の県立福井中学校敷地以外はすべて広大な草地となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android