城光院(読み)じようこういん

日本歴史地名大系 「城光院」の解説

城光院
じようこういん

[現在地名]望月町望月

山号は望月山、曹洞宗清光寺(山梨県北巨摩郡長坂町)末。本尊釈迦如来。望月もちづき宿の東北部、鹿曲かくま川東岸にあり、背後の山頂望月城跡である。

当初は密教系の寺院(北佐久郡志)、古代より東信地方に繁栄した望月氏代々の菩提寺。甲斐武田氏が佐久郡に勢力を張るようになって曹洞宗に改められたもののごとく、「信州臨川山定津禅院年表」(定津院蔵)によると宗清(南浦)が、永正三年(一五〇六)以前に「開信州城光院」とあり、文明七年(一四七五)の創開と伝えられる(旧版北佐久郡志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android