城塚登(読み)シロツカ ノボル

20世紀日本人名事典 「城塚登」の解説

城塚 登
シロツカ ノボル

昭和・平成期の哲学者 東京大学名誉教授;元・共立女子大学学長。



生年
昭和2(1927)年7月20日

没年
平成15(2003)年4月18日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京大学文学部倫理学科〔昭和26年〕卒,東京大学大学院人文科学研究科倫理学専攻博士課程中退

主な受賞名〔年〕
日本倫理学会賞〔昭和31年〕「社会主義思想成立

経歴
昭和34年東京大学助教授を経て、44年教授。この間、36年より2年間西ドイツ・ミュンスター大学に研究のため出張。63年退官、共立女子大学教授。のち学長に就任、短大学長も兼任。日本倫理学会会長、第18期日本学術会議会員も務めた。マルクス主義思想などの研究で知られた。著者に「若きマルクスの思想」「フォイエルバッハ」「新人間主義の哲学(NHK市民大学講座)」「ヘーゲル」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「城塚登」の解説

城塚登 しろつか-のぼる

1927-2003 昭和後期-平成時代の哲学者,倫理学者。
昭和2年7月20日生まれ。42年東大教授。のち共立女子大教授,学長。初期マルクスの研究にとりくみ,30年「社会主義思想の成立」(のち「若きマルクスの思想」と改題)を発表。フォイエルバッハ,ルカーチ,フランクフルト学派などをふまえ,哲学,社会思想の研究をすすめた。平成15年4月18日死去。75歳。東京出身。東大卒。著作ほかに「新人間主義の哲学」「近代社会思想史」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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