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基礎集団 きそしゅうだん

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

基礎集団
きそしゅうだん
fundamental group

血縁や地縁を人間結合の基本原理として形成される自然的にして原初的な生活共同体。人類史はおそらくこのような生活共同体から出発したと思われ、その意味で原初的なのである。人々はそこに生まれ、そのなかで育ちながら、共同生活を営むに必要な生活様式、たとえば言語、慣習、伝統などを学習することによって、集団成員の1人であるという共属感情を身につける。そこでは個人意識よりも集団意識が優越する。基礎集団は、限定された目的を合理的に追求する機能集団とは異なって、その成立、発展は自然的であり、人々の結合関係は部分的ではなく全体的であり、かつ理性的であるよりはむしろ感情的である。そのような基礎集団の典型的なものは家族や氏族であり、かつそれらを含む村落や町や市などの地域共同体であり、さらにそれらの発展したものとしての民族や国民社会である。[佐藤慶幸]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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世界大百科事典内の基礎集団の言及

【社会】より

…これはさらに次の二つに分けられる。(a)基礎集団 血縁および婚姻関係によってつくられる家族および親族を基礎集団という。家族は親族の限定された一部を指すわけだから,親族kinship,Verwandtschaft,parentéによってこれを代表させてもよい。…

※「基礎集団」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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