朝日日本歴史人物事典 「堀江芳介」の解説
堀江芳介
生年:弘化2.3.3(1845.4.9)
明治期の陸軍軍人。山口県出身。戊辰戦争に従軍して功績を挙げ,その後フランスへ留学。維新期の軍人には珍しい西洋通であり,第2旅団参謀長として参加した西南戦争(1877)では,終始洋靴を履いて進軍したため話題になった。明治15(1882)年少将へ昇進して戸山学校校長となり,転じて近衛歩兵第1旅団長を務めた。その後元老院議官に任じられたが,23年第1回帝国議会選挙に山口県4区から出馬して当選。
(山崎有恒)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報