堂山下遺跡(読み)どうやましたいせき

日本歴史地名大系 「堂山下遺跡」の解説

堂山下遺跡
どうやましたいせき

[現在地名]毛呂山町川角・苦林

越辺おつぺ川右岸の台地裾部の低地に所在する鎌倉時代末―室町時代の集落遺跡。遺跡の東には鎌倉街道上道跡に推定される中世の道路状遺構が存在し、また西側隣接地には「風土記稿」に記される「崇徳寺跡」に比定される小堂跡と延慶三年(一三一〇)銘の板碑が現存する。平成二年(一九九〇)発掘調査され、鎌倉街道によって規制された方形の屋敷地と屋敷地内に立並ぶ建物・井戸が確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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