堂島新地三丁目(読み)どうじましんちさんちようめ

日本歴史地名大系 「堂島新地三丁目」の解説

堂島新地三丁目
どうじましんちさんちようめ

[現在地名]北区堂島浜どうじまはま一―二丁目

堂島新地二丁目の西にあり、堂島川に南面する二町分。堂島米市場に続き著名な米商松安庄右衛門の浜屋敷があったが、当町の支配下になかったようである(宝暦町鑑)。当町は貞享四年(一六八七)新撰増補大坂大絵図では築地化が進んでいる。渡辺橋わたなべばし筋で東西に分れるが、渡辺橋も元禄年間(一六八八―一七〇四)に建設され、中之なかの島との間を結んだもの(元禄年間大坂三郷町絵図)。文化三年(一八〇六)増修改正摂州大阪地図には西部に備前岡山藩蔵屋敷がみえる。大坂三郷天満組に属し、元禄一三年三郷水帳寄帳では屋敷数一五・役数一五役。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android