堅塩媛(読み)きたしひめ

改訂新版 世界大百科事典 「堅塩媛」の意味・わかりやすい解説

堅塩媛 (きたしひめ)

6世紀後半,欽明天皇妃。生没年不詳。蘇我稲目の女。同母妹小姉君とともに天皇の妃となり,多くの男女を生み蘇我氏が外戚としての地位を築く上で大きな役割をはたした。用明天皇,推古天皇皇極天皇母方祖父となる桜井皇子,異母兄茨城皇子に姧されたとして伊勢に侍す任を解かれた磐隈皇女,用明天皇の子当麻皇子の妻となる舎人皇女などを含め計7男6女を生む。612年(推古20)に欽明天皇の檜隈坂合陵に改葬された。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「堅塩媛」の解説

堅塩媛 きたしひめ

蘇我堅塩媛(そがの-きたしひめ)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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