堅海遺跡(読み)かつみいせき

日本歴史地名大系 「堅海遺跡」の解説

堅海遺跡
かつみいせき

[現在地名]小浜市堅海

堅海集落の南、小浜湾に面する土器製塩遺跡。昭和四九年(一九七四)発掘調査された。古墳後期―奈良時代にかけての遺跡で、範囲は南北二〇〇メートル、東西約五〇メートル内外である。浜禰IIB式の製塩炉跡が検出され、六世紀代の浜禰IIA式の時期の竪穴住居跡も一基発見されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android