日本歴史地名大系 「堅石村」の解説
堅石村
かたいしむら
[現在地名]塩尻市大字広丘 堅石
もとは奈良井川の西岸
長享二年(一四八八)二月、諏訪社下社の造宮帳に堅石とあるのが文献上の初出である。天正(一五七三―九二)の石直しの草高一五七石余とあるのは住戸の村高であろう。慶安検地の石高は三三六石二斗六升、享保一〇年(一七二五)の免状高は三六五石余で、そのうち田方は三〇七石で八割四分を占め、水田率の高いことは市域内の村落中第一位である。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報