日本歴史地名大系 「奈良井川」の解説 奈良井川ならいがわ 長野県：塩尻市奈良井川犀（さい）川水系中最南端にあたり木曾山脈の駒（こま）ヶ岳の北方に源を発し、鳥居（とりい）峠の北へ流れ、洗馬（せば）付近で松本平へ出る。右岸からは田（た）川・薄（すすき）川・女鳥羽（めとば）川、左岸からは小曾部（こそぶ）川・鎖（くさり）川などを集め松本市の西で梓（あずさ）川と合流して犀川となる。延長五一キロ、流域面積六三六・五平方キロ。江戸時代には木曾川とよんでいたが、明治になって奈良井川と改めた。上流部は一大峡谷をなし、その河岸段丘上に現木曾郡楢川（ならかわ）村や塩尻（しおじり）市宗賀（そうが）地区の集落がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
