堯年(読み)ぎょうねん

精選版 日本国語大辞典 「堯年」の意味・読み・例文・類語

ぎょう‐ねんゲウ‥【堯年】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「堯」は、古代中国の名君主 ) 堯帝が政治を行なったよい時代。転じて、聖帝の治める平和な時代。
    1. [初出の実例]「幸逢堯年。当比屋之封。久舜日。独抱積薪之歎」(出典本朝文粋(1060頃)六・申遠江駿河守等状〈平兼盛〉)
    2. 「瑜伽(ゆが)三密法雨は時俗を堯年の昔にかへさん」(出典:平家物語(13C前)七)
    3. [その他の文献]〔沈約‐四時白紵歌・夏白紵〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android