精選版 日本国語大辞典 「場当」の意味・読み・例文・類語 ば‐あたり【場当】 〘 名詞 〙① 演劇または集会の席などで、当座の事柄について巧みに気転をきかして人気を博すること。[初出の実例]「近年は場当りのみ心がけらるるか。とかくせりふ立居共ひゃうしを付てしらるる故うっとしいぞ」(出典:評判記・役者今川状(1764)京)② ( 形動 ) その場その場の思いつきで、あてこみをねらうこと。深い思慮や計画もなく、その場その場の都合に合わせること。また、そのさま。[初出の実例]「流石に場あたりな姑息的手段ではゆかなくなった」(出典:女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例