塚本閤治(読み)ツカモト コウジ

20世紀日本人名事典 「塚本閤治」の解説

塚本 閤治
ツカモト コウジ

大正・昭和期の記録映画作家,写真家



生年
明治29(1896)年1月12日

没年
昭和40(1965)年9月25日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京美術学校図案科〔大正9年〕卒

主な受賞名〔年〕
紫綬褒章〔昭和37年〕

経歴
在学中、五十銭銀貨のデザインに応募し鳳凰の図が当選。東京野歩路会のメンバーとして山に親しみ、早くから山岳写真・小型映画の撮影に取り組む。また日本山岳写真協会の会長を務めた。「山と渓谷」誌の表紙油絵でも知られる。映画作品に「初夏の上越国境」「Mt.ZAO」。著書写真集「日本の山々」「白馬岳」「雪の上信国境」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「塚本閤治」の解説

塚本閤治 つかもと-こうじ

1896-1965 大正-昭和時代の写真家,映画製作者。
明治29年1月12日生まれ。山岳写真家として知られ,また山岳映画の先駆者として「初夏の上越国境」などおおくの作品を製作した。日本山岳写真協会会長。昭和40年9月25日死去。69歳。東京出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。写真集に「日本の山々I・II」「白馬岳」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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