日本歴史地名大系 「塩ノ沢村」の解説 塩ノ沢村しおのさわむら 愛知県:東加茂郡足助町塩ノ沢村[現在地名]足助町塩ノ沢巴(ともえ)川右岸、標高三七四・四メートルの黍生(きびゆう)山北麓に位置する。東から南にかけて足助村・寺沢(てらさわ)村・近岡(ちかおか)村、西は井(い)ノ口(くち)村、北は中立(なかだち)村・大塚(おおつか)村に接する。集落は谷地形の山麓に点在。縄文時代前期の沢尻(さわじり)遺跡が山麓の傾斜地にある。寛永一二年(一六三五)当時、酒呑(しやちのみ)村(現豊田市)に陣屋を置く旗本鈴木友之助知行地の可能性が多いがつまびらかでない。元禄一〇年(一六九七)旗本沼間清芳知行地となり、同一四年幕府直轄地。宝永二年(一七〇五)吉田藩領となって幕末まで続く。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by