塩之内村(読み)しおのうちむら

日本歴史地名大系 「塩之内村」の解説

塩之内村
しおのうちむら

[現在地名]久米南町塩之内

上弓削かみゆげ村と下弓削村の境を流れる塩之内川(塩川)の開析した谷間に立地。地元では「しょうのうち」とも発音する。本山寺ほんざんじ(大戸道)に沿う。永禄一二年(一五六九)三月二六日の誕生寺御影堂建立奉加帳写(誕生寺文書)に「壱貫弐百文 塩ノ内新兵衛女」とある。正保郷帳に塩ノ内村とみえ、田一六〇石余・畑八七石余。元禄一〇年(一六九七)の美作国郡村高辻帳では改出高六一石余・開高三七石余、村位は下。「作陽誌」に塩内村とあり、家数四四、男一三四・女一一八。津山藩森氏断絶後の領主変遷山之城やまのじよう村と同様。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android