久米南町(読み)くめなんちよう

日本歴史地名大系 「久米南町」の解説

久米南町
くめなんちよう

面積:七八・一五平方キロ

郡の南部に位置し、北は中央ちゆうおう町、東から南にかけては柵原やなはら町と赤磐あかいわ吉井よしい町、南から西にかけては御津みつ建部たけべ町と接する。町の東辺ならびに西辺は吉備高原の縁辺部にあたり、町域をほぼ二分する誕生寺たんじようじ川の流域のほか、塩之内しおのうち川流域、中田なかだ川流域に平坦地がある。町の北端に誕生寺池があり、この北方の小原おばら乢が吉井川と旭川との分水界をなす。旭川支流の誕生寺川に沿ってJR津山線と国道五三号が南北に通る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「久米南町」の意味・わかりやすい解説

久米南〔町〕
くめなん

岡山県中部,旭川の支流誕生寺川流域にある町。 1954年弓削 (ゆげ) 町と誕生寺 (たんじょうじ) ,竜山 (たつやま) ,神目 (こうめ) の3村が合体して発足。中心集落の下弓削はかつては備前備中を結ぶ津山街道 (現国道 53号線) の宿場町として発展。割箸洋傘などの工場がある。谷底平野では,米,野菜,カキ,吉備高原ではタバコ,ブドウ,マツタケを産し,和牛,ブタ飼育も行われる。労働運動の先駆者である片山潜の出身地。誕生寺は法然上人の生誕地。 JR津山線が通じる。面積 78.65km2。人口 4530(2020)。

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