塩川正十郎(読み)しおかわまさじゅうろう

知恵蔵mini 「塩川正十郎」の解説

塩川正十郎

日本の政治家。1921年10月13日、大阪府生まれ。慶応義塾大学卒業後、同府布施市(現・東大阪市)の助役などを務める。67年の衆議院議員総選挙では旧大阪4区から立候補し、初当選。以後、11回当選を重ね、80年に鈴木善幸内閣運輸大臣として初入閣した後、文部大臣官房長官自民党総務会長などを歴任した。小泉純一郎内閣では2001年から財務大臣を務めて政権を支え、「塩爺(しおじい)」の愛称で親しまれた。03年に政界を引退して以降は東洋大学の総長を務め、関西棋院理事長や日本相撲協会運営審議会委員としても活躍。15年9月19日、肺炎のため死去した。享年93。

(2015-9-25)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「塩川正十郎」の解説

塩川正十郎 しおかわ-まさじゅうろう

1921- 昭和後期-平成時代の政治家。
大正10年10月13日生まれ。大阪府布施市(現東大阪市)の助役をへて,昭和42年衆議院議員(当選11回,自民党)。鈴木善幸内閣の運輸相をはじめ,文相,官房長官,自治相を歴任。平成13年小泉連立内閣の財務相。昭和63年東洋大理事長,のち総長。19年自由社会を守る国民会議(略称自由国民会議)代表。大阪出身。慶大卒。

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