塩木(読み)シオギ

デジタル大辞泉 「塩木」の意味・読み・例文・類語

しお‐ぎ〔しほ‐〕【塩木】

《「しおき」とも》塩竃で海水を煮つめる燃料にする薪。
「焼かぬ間は―を運び」〈謡・須磨源氏

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「塩木」の意味・読み・例文・類語

しお‐き しほ‥【塩木】

〘名〙 (「しおぎ」とも) 塩釜で海水を煮つめるのに用いる燃料のたきぎ。石炭使用以前には、松葉が燃料として最適のものとされていたが、他に、萱(かや)、葭(よし)篠笹、松の細枝などが用いられた。
※忠岑集(10C前)「須磨あまのこれるしほきは燃ゆれとも人に知られぬ我が恋ならん」

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