精選版 日本国語大辞典 「塩瀬饅頭」の意味・読み・例文・類語 しおぜ‐まんじゅうしほぜマンヂュウ【塩瀬饅頭】 〘 名詞 〙 塩瀬氏から売り出した饅頭。南北朝時代に中国から来朝した林浄因が、奈良饅頭と称して日本最初の饅頭を製し、のち小豆餡入りの饅頭を創作したのを起源とする。その子孫が塩瀬氏を名のり、京都の烏丸三条下ル饅頭屋町で売り出し、さらに江戸伝馬町に移って売った饅頭をいう。[初出の実例]「二口の求肥、塩瀬(シホゼ)まんぢう、引もちぎらず」(出典:浮世草子・好色三代男(1686)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例