塩類泉(読み)エンルイセン

精選版 日本国語大辞典 「塩類泉」の意味・読み・例文・類語

えんるい‐せん【塩類泉】

  1. 〘 名詞 〙 塩素イオンの塩類(おもに食塩)を多く含む温泉。日本の温泉の大部分はこれに含まれる。
    1. [初出の実例]「泉質塩類泉」(出典:風俗画報‐一六六号(1898)地理門)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の塩類泉の言及

【温泉】より

…温泉を療養に利用する目的で,鉱泉分析法指針は泉質を次のように分類する。(1)溶存物質量が1g/kg以上のものを塩類泉,(2)1g/kg未満であるが泉温が25℃以上のものを単純温泉,(3)表1に掲げる特定物質を限界値以上含む温泉,に大別し,それぞれのグループは溶存成分の大小によって表5のように細別される。 特殊成分を含む塩類泉の分類,副成分による塩類泉などの分類が温泉の化学分析をもとにしてさらに行われ,泉質数は80種にも達する。…

※「塩類泉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む