塩魚(読み)シオザカナ

デジタル大辞泉 「塩魚」の意味・読み・例文・類語

しお‐ざかな〔しほ‐〕【塩魚】

塩漬けにした魚。また、塩をふりかけた魚。

えん‐ぎょ【塩魚】

塩漬けにした魚。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「塩魚」の意味・読み・例文・類語

えん‐ぎょ【塩魚・醃魚】

  1. 〘 名詞 〙 塩をつけて干した魚。また、塩漬けにした魚。〔随筆・庖丁書録(1652)〕
    1. [初出の実例]「神酒(みき)の錫一対・白瓜三ケ・塩魚(エンギョ)両尾、此三種は明神へ遊女持参の供物なり」(出典評判記色道大鏡(1678)一三)

しお‐うおしほうを【塩魚】

  1. 〘 名詞 〙しおざかな(塩魚)
    1. [初出の実例]「一 月別に数之魚之塩魚卅六、百姓一人別に十二宛分」(出典:若狭安倍武雄氏文書‐弘安二年(1279)三月日・若狭志積浦年貢魚等注進状案)

しお‐ざかなしほ‥【塩魚】

  1. 〘 名詞 〙 塩漬けの魚。また、塩をふりかけた魚。しおもの。しおうお。しおいお。
    1. [初出の実例]「我国かたの名物、それぞれの塩肴(シホザカナ)取出し」(出典:浮世草子好色一代女(1686)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

栄養・生化学辞典 「塩魚」の解説

塩魚

 魚類塩蔵品総称

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android