塩鯨(読み)しおくじら

精選版 日本国語大辞典 「塩鯨」の意味・読み・例文・類語

しお‐くじらしほくぢら【塩鯨】

  1. 〘 名詞 〙 鯨のあぶら身を塩漬けにした食品。薄く切って熱湯をかけたあと、冷水にさらして酢みそなどで食べる。さらしくじら。
    1. [初出の実例]「水無月や鯛はあれども塩くじら〈芭蕉〉 みな月のしほ鯨といふものは、清少納言もゑしらざりけむ。いとめづらし」(出典:俳諧・葛の松原(1692))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android