塵機(読み)じんき

精選版 日本国語大辞典 「塵機」の意味・読み・例文・類語

じん‐きヂン‥【塵機】

  1. 〘 名詞 〙 俗世に住むことによって生じるけがれた心。俗世におけるたくらみや欲望
    1. [初出の実例]「凡出家本意、為塵機」(出典朝野群載‐二・延喜五年(905)七月二一日・法皇辞封戸御書〈紀長谷雄〉)
    2. [その他の文献]〔孟浩然‐臘月八日於剡県石城寺礼拝詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「塵機」の読み・字形・画数・意味

【塵機】じん(ぢん)き

世俗の縁。唐・孟浩然〔臘月八日、県石城寺に於て礼拝す〕詩 願はくは功の水を承けて 此れより塵(あら)はん

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