境古墳群(読み)さかいこふんぐん

日本歴史地名大系 「境古墳群」の解説

境古墳群
さかいこふんぐん

[現在地名]八代市岡町小路 境

竜峰りゆうほう(五一七メートル)北裾部一帯には、古墳時代後期末に構築されたいわゆる群集墳が集中的に立地し、ほかに山口やまぐち古墳群・行西ぎようせい古墳群・玉泉寺ぎよくせんじ古墳群・門前もんぜん古墳群などが存在する。境一号墳は凝灰岩からなる石室をもち、南に開口している。二号墳の石室は、花崗岩変成岩からなり、奥行二・七メートル、幅二・二メートルの石室内に三区の屍床を設ける。昭和五二年(一九七七)の調査により須恵器・装身具類を出土。石室は調査後、自動車道用地外に移転復原された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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