境界型糖尿病(読み)キョウカイガタトウニョウビョウ

デジタル大辞泉 「境界型糖尿病」の意味・読み・例文・類語

きょうかいがた‐とうにょうびょう〔キヤウカイがたタウネウビヤウ〕【境界型糖尿病】

耐糖能障害

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百科事典マイペディア 「境界型糖尿病」の意味・わかりやすい解説

境界型糖尿病【きょうかいがたとうにょうびょう】

〈耐糖能障害〉ともいう。糖尿病とはいえないものの,血糖値からみると正常ともいえない,境目にある状態のこと。あくまでも検査上の区分を示す表現であって,病名ではない。体内での糖の利用機能に障害があり,ブドウ糖を飲んだ後や食後血糖値が正常者よりもやや高めになる。 糖尿病は血液中のブドウ糖(血糖)の濃度を測定することによって診断することができる。75gのブドウ糖を飲み30分ごとに採血して血糖値を調べる〈ブドウ糖負荷試験〉が一般的だが,ブドウ糖を飲まなくても,空腹時の血糖値を調べて,血糖値1dl中110mg以下が正常値,140mg以上だと糖尿病,その中間値だと境界型糖尿病と診断される。 境界型には,その後糖尿病になる人,食事に注意し運動を心がけることによって血糖値が正常に戻る人,一生境界型のままの人と,さまざまのパターンがある。放っておくと糖尿病に移行する人の確率は,境界型の5〜20%といわれている。

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生活習慣病用語辞典 「境界型糖尿病」の解説

境界型糖尿病

75g経口ブドウ糖負荷試験で、糖尿病型とも正常型とも属さないタイプのこと。糖負荷後2時間血糖値が140-199mg/dLであるとき、空腹時血糖値が110-125mg/dL であるとき、このどちらか1 つでも満たしたときに境界型糖尿病としています。境界型であると、糖尿病になる危険性が非常に高いです。

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