精選版 日本国語大辞典 「墨継」の意味・読み・例文・類語
すみ‐つぎ【墨継】
〘名〙
① =すみづか(墨柄)
② 文章を書く場合、筆に含ませた墨が乏しくなったとき、さらに筆に墨を含ませて書くこと。手紙などではこの箇所が隣の行と並ばないようにするとか、敬うべき字の直前でするなどのきまりがある。また、和歌は初、三、五句で、俳句は初、三句で墨をつぐ。
※評判記・色道大鏡(1678)九「仮名遣をもしらねば、吟味するちからもなし、墨継(スミツギ)等の故実もわきまへず」
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