壬生領史略
みぶりようしりやく
二冊
成立 嘉永三年
写本 壬生町多賀谷キワ氏
解説 壬生藩士であったと推定される碧山季美によって編纂された壬生藩領の地誌。藩命などによらず、碧山自らの意志によって編纂されたと考えられる。壬生藩領主の系譜や領知石高に関する記述が巻頭にあり、続いて藩城付領三ヵ町・二九ヵ村の地誌が続き、地誌が大部分を占める。各町村ごとに名所・古跡や神社・仏閣などが絵図とともに書上げられ、その由来も記す。挿入された絵図は、当時の景観をよく伝えている。
活字本 「壬生町史」史料編近世
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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