売上高極大仮説(読み)うりあげだかきょくだいかせつ(その他表記)sales maximization hypothesis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「売上高極大仮説」の意味・わかりやすい解説

売上高極大仮説
うりあげだかきょくだいかせつ
sales maximization hypothesis

企業行動の原理を示す一つの仮説。企業は利潤極大化を行動原理としているが,実際の経済では完全競争は絵に描いたモチにすぎず,現実的には企業独占,寡占状態が一般的である。後者の場合,さらに企業が協調的な状態と激しく競争する状態とに分れるが,競争的寡占のときは,企業は利潤極大化をはかるよりも,当面競争にうちかつために売上シェア (占有率) を拡大しようと行動する。実際,日本の企業行動をみると,利潤をある程度犠牲にしてまでも売上高を伸ばそうとする傾向が見られ,それが対外関係のなかでしばしば日本企業のダンピングとして問題となる。

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