デジタル大辞泉 「売渡状」の意味・読み・例文・類語 うりわたし‐じょう〔‐ジヤウ〕【売渡状】 江戸時代、土地などの売買にあたって、売り主が証拠として買い主に出した文書。売買証文。売り券。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「売渡状」の意味・読み・例文・類語 うりわたし‐じょう‥ジャウ【売渡状】 〘 名詞 〙 江戸時代、土地などを売ったときにその証拠として買い主に出す書状。売り主だけが署名する証文が多いが、物件によっては町村役人や証人がこれに連署し、この売買に限って失効しない旨を明記したものが多い。売買証文。売券。[初出の実例]「家買得了。〈略〉売渡状如レ此」(出典:言経卿記‐天正一六年(1588)一二月二二日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の売渡状の言及 【売券】より …不動産,主としてその上に設定された諸権利を売り渡すときに,売主から買主に渡される私的な証文をいう。中世では沽券(こけん),沽却状(こきやくじよう),近世では売渡状(うりわたしじよう),売渡証文などと称する。 奈良時代には,公田の売買は禁止され,墾田・園地・宅地の売買は許された。… ※「売渡状」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by