壺瓶山(読み)つぼかめやま

日本歴史地名大系 「壺瓶山」の解説

壺瓶山
つぼかめやま

淀江町のほぼ中央に位置する丘陵状の独立峰。坪上つぼかみ山とも称し、坪亀山とも記した。標高一一四メートル。地質は鮮新世の安山岩。山頂一帯には三〇基に近い古墳が分布する。会見あいみ汗入あせり両郡の境界で、江戸時代前期までは日野方面への道が山上を通っていたという。「伯耆志」には坪上山として「会見汗入両郡の界にあり、官帳坪亀に作る、田蓑日記また然り、山上古の官道あり今樵路となる、今の官道は百年前に改造れりと云へり」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android