夏書(読み)ゲガキ

デジタル大辞泉 「夏書」の意味・読み・例文・類語

げ‐がき【夏書(き)】

[名](スル)仏語夏安居げあんごの期間中、経文を書写すること。また、書写した経文。 夏》「なつかしき―の墨の匂ひかな/蕪村

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精選版 日本国語大辞典 「夏書」の意味・読み・例文・類語

げ‐がき【夏書】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「げ」は「夏」の呉音 ) 仏語。夏安居(げあんご)中、修行者、または志のある俗家の人が、経文を書写すること。また、その経文。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「八百日行浜の真砂を夏書哉〈風虎〉」(出典:俳諧・桜川(1674)夏一)

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