夕日寺村(読み)ゆうひでらむら

日本歴史地名大系 「夕日寺村」の解説

夕日寺村
ゆうひでらむら

[現在地名]金沢市夕日寺町

長屋ながや村の東、金腐かなくさり川右岸に位置。地名については河北郡五箇ごか庄にある朝日あさひ村に対して名付けられたとする説や(加賀志徴)、越中国射水いみず郡朝日(現富山県氷見市)観音に対して行基が当地に夕日寺を建立したとする説(三州奇談)など諸説ある。至徳三年(一三八六)九月二八日の竜湫周沢別当職安堵状(大興寺文書)に「賀州小坂朝日寺別当職」を先例に任せて安堵するとあり、周沢が南禅寺慈聖院主で同院領小坂おさか庄に関する重書目録を作成していることから(康暦二年五月三日「南禅寺慈聖院領庄園重書目録」早稲田大学蔵)、寺跡は未詳だが小坂庄内に朝日寺が存在したことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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