外園浦(読み)そとぞのうら

日本歴史地名大系 「外園浦」の解説

外園浦
そとぞのうら

[現在地名]出雲市外園町

西園にしぞの村の海岸部に成立した漁業集落で、正式な村立は明治八年(一八七五)である。「雲陽大数録」に「高なし」と記す。宝暦四年(一七五四)の神門郡南方万指出帳(比布智神社文書)では西園村のなかに、高一三〇石、田畑五町八反、家数八六・人数四六九、牛二一・馬三とある。江戸末期より明治にかけて地引網漁漁獲があり、おもに魚肥とした。「郡村誌」では東西二町一六間・南北一二町、田なし、畑六町九反・山林一四町三反、戸数二九六・人数一千三一三、牛一〇・馬三、荷船二・漁船二七、民業は漁二七〇・工五・雑二〇、物産は鰯五千二〇〇籠・鯖九千三〇〇尾とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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