外境(読み)げきょう

精選版 日本国語大辞典 「外境」の意味・読み・例文・類語

げ‐きょう‥キャウ【外境】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語感覚対象である外部世界
    1. [初出の実例]「衆生の内我をやるゆゑに内空と云、外境の執をやるゆゑに外空と云」(出典:梵舜本沙石集(1283)四)
    2. [その他の文献]〔倶舎論‐二二〕
  3. げきょう(外痙)〔文明本節用集(室町中)〕

がい‐きょうグヮイキャウ【外境】

  1. 〘 名詞 〙 自分の国の境域外の地。他国。異国
    1. [初出の実例]「我邦上世人の外国に流竄せらるる者外境に於て国を興せる者なりと」(出典:明六雑誌‐三一号(1875)教門論疑問・三〈柏原孝章〉)
    2. [その他の文献]〔魏志‐王朗伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「外境」の読み・字形・画数・意味

【外境】がいきよう

外地

字通「外」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android