外日角村(読み)そとひすみむら

日本歴史地名大系 「外日角村」の解説

外日角村
そとひすみむら

[現在地名]七塚町外日角

河北郡北西部、日本海に面し、内灘うちなだ砂丘の一部である河北台かほくだい砂丘上に位置。北は秋浜あきはま村、南は白尾しろお村、東は宇野気新うのけしん(現宇ノ気町)。「源平盛衰記」巻二九に「日角見」とみえ、中世には金津かなつ庄日角村に含まれたとみられる(宇ノ気町の→内日角村。慶長六年(一六〇一)一二月一三日付の石川郡・河北郡一六ヵ村の浜方地子を免除した前田利長判物(加賀藩史料)にみえる「ひすみ村」は、当村をさすと考えられる。無高所で、寛文一〇年(一六七〇)の村御印(外日角区有文書)では、小物成として地子銀一八〇匁、塩釜役七七匁八分(ほか一五五匁二分退転)・外海船櫂役二三一匁(ほか一七一匁退転)・猟船櫂役三〇匁(うち一五匁出来)・外海引網役六〇匁(うち一五匁出来)・塩役三六匁(出来)・六歩口銭四分(出来)があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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