外空(読み)げくう

精選版 日本国語大辞典 「外空」の意味・読み・例文・類語

げ‐くう【外空】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。六空、十空、十八空などの一つ六根対象である色、声、香、味、触、法の六境(すなわち外境)は実体のないものだから、空だとするもの。⇔内空
    1. [初出の実例]「外の境の執(しう)を破る故に外空(ケクウ)と云ふ」(出典:米沢本沙石集(1283)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android