外花村(読み)とばなむら

日本歴史地名大系 「外花村」の解説

外花村
とばなむら

[現在地名]大垣市外花

杭瀬くいせ川左岸、大垣輪中の南西部に位置し、北は外野そとの村。枝郷に一本木いつぽんぎ新田南外淵みなみそぶつ新田・川口かわぐち新田がある。当村は、文明年間(一四六九―八七)上田某が開拓したとも、寛永一二年(一六三五)大垣藩主戸田氏鉄に従って移住した大橋某が開拓したとも伝え、上田氏は北屋敷に、大橋氏は南屋敷に居宅を構えたという(新修大垣市史)正保郷帳に村名がみえ、田高一九五石余・畑高一八一石余、ほかに南外淵新開九五六石・一本木新開一三〇石・川口新開九七〇石がある。その後枝郷は分村し、寛文五年(一六六五)外花新田が成立(新修大垣市史)、貞享二年(一六八五)の大垣領村々高帳では高六二三石余。天保郷帳には古くは外花村・一本木新田・外淵村三ヵ村と注され、高一千八二九石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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