デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「多治貞峯」の解説 多治貞峯 たじひの-さだみね 799-874 平安時代前期の官吏。延暦(えんりゃく)18年生まれ。多治比(たじひの)島の玄孫。駿河守(するがのかみ),大学頭(だいがくのかみ),右中弁をへて,伊勢(いせの)守となる。天長9年以来一族がつかっていた丹墀(たじひ)の氏(うじ)名をあらため,元の多治比にもどし,「比」の字をはぶいて2字とした。晩年は酒におぼれ酩酊(めいてい)の日々だったという。貞観(じょうがん)16年11月9日死去。76歳。名は貞岑ともかく。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例