玄孫(読み)ヤシャゴ

デジタル大辞泉 「玄孫」の意味・読み・例文・類語

やしゃ‐ご【玄孫】

《「やしわご」の音変化》孫の孫。ひまごの子。げんそん。
[類語]玄孫ひこ内孫外孫初孫はつまご初孫ういまご嫡孫令孫曽孫ひ孫ひこ孫曽孫ひこ・ひいひい孫

げん‐そん【玄孫】

曽孫の子。孫の孫。やしゃご。
[類語]ひこ内孫外孫初孫はつまご初孫ういまご嫡孫令孫曽孫ひ孫ひこ孫曽孫ひこやしゃご・ひいひい孫

やしわ‐ご〔やしは‐〕【玄孫】

やしゃご」に同じ。
狭穂彦さほひこの―、歯田根命はたねのみこと」〈雄略紀〉

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精選版 日本国語大辞典 「玄孫」の意味・読み・例文・類語

げん‐そん【玄孫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 自分から四等親にあたる直系卑族。孫の孫。曾孫の子。やしゃご。
    1. [初出の実例]「大臣、宣化天皇之玄孫」(出典:続日本紀‐大宝元年(701)七月壬辰)
    2. [その他の文献]〔史記‐孟嘗君伝〕
  3. 子孫末孫。後裔。
    1. [初出の実例]「斛飯王(こくぼんわう)の五十二代の玄孫、善无畏(ぜんむゐ)に伝ふ」(出典今昔物語集(1120頃か)六)

やしわ‐ごやしは‥【玄孫】

  1. 〘 名詞 〙 自分から四親等にあたる直系卑属。孫の孫。曾孫の子。げんそん。やしまご。やしゃご。
    1. [初出の実例]「狭穂(さほ)彦の玄孫(ヤシハコ)歯田根(はたねの)命、竊(ひそか)に采女山辺小嶋子(こ)を姧(をか)せり」(出典:日本書紀(720)雄略一三年三月(図書寮本訓))

やしゃ‐ご【玄孫】

  1. 〘 名詞 〙 「やしわご(玄孫)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「此屋敷は孫、ひこ、やしゃこの末々までもつたはる」(出典:慶長見聞集(1614)六)

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普及版 字通 「玄孫」の読み・字形・画数・意味

【玄孫】げんそん

曾孫の子。やしゃご。〔左伝、僖二十八年〕言して曰く、~此のに渝(かは)ることらば、之れを(ころ)し、其の師を(おと)し、克(よ)く國に祚(さいは)ひすること無く、而(なんぢ)の玄孫にぶまで、老幼ること無(なか)らしめんと。

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